2021.04.04
60代老後の住まいが心配|リフォーム建て替えメリットデメリット
築20年以上も経過すると設備の老朽化や屋根外壁の劣化などなんらかのメンテナンスが必要になってきます。
ずっと元気でいられるだろうか、この家はいつまで持つだろうか。長寿命化の日本では長生きすることへの不安をお持ちの方も少なくありません。まずは体が健康であることが一番重要ですね。
こんにちは。住まいづくり建道お客様サポートの鈴木(雅)です。
50代、60代の皆様には、このような心配を抱えていらっしゃるも多いのではでしょうか?
1.老後生活資金の問題
2.健康上の問題
3.住まいの問題
私たちがお手伝いできるのは、快適に過ごせる住まいをご提供することです。
これまで私たちは1000件以上のリフォーム工事に携わってきました。
リフォーム世代のお客様のほとんどは50代~60歳代の奥様です。
主婦歴20年以上の先輩ママさんの声に耳を傾けてきて、わかったことがあります。
現在の住まいで不満なことは明確、理想はぼんやり
お客様は夢や希望に対しては
「・・・こんな感じにしたいな」
こんな感じになんとなくぼんやりしています。
けれども
不満はどんなところですか?
と質問すると
あふれるように、あれもこれもとたくさん出てきます。
「私はこれまでずっと不満だらけの家で生活してきたの」
そうおっしゃったお客様もいます。
住まいの夢や理想に関しては、ぼんやりとした感じ
それに対して
現状の住まいへの不満はハッキリ言える
「理想の住まい」は、具体的に言えないが
「住まいへの不満」は「明確」にわかっているのです。
私たちは、
お客様が納得して満足できる住まいにするためには、まず「不満や不安を解決解消すること」が一番重要である
このように考えています。
もちろん、こうしたい!ああしたい!
という、お客様の希望もくみ取ります。
・この家はあと何年持つだろうか
・大規模なリフォームをするか
・建て替えてしまったほうがいいのか
不満な思いが残ったままでは、
たとえリフォームをしたとしても
「納得」できる住まいにはならないはずです。
家づくりで大きな決断をする時期は
新築時、そして20年30年後の住まい改善の時期です。
まさに、住まい改善を計画している
50代~60代の皆様は、ずっと悩み続けている頃ではないでしょうか。
「住まいを改善したい」
といっても人それぞれの思いがあります。
何を改善すれば、ご自分が不満を解消し快適な生活を送れるのか?リストアップすることをおススメします。
住まいの不満リストと理想の住まいリストを
それぞれメモに書いて整理してみてはいかがでしょうか。
例えばですが、私の実家の住まいに対する不満を取り上げてみますね。
それある!と頷ける点もあるかと思います。
↓住まいの不満リスト↓
1.とにかく家全体が寒い、廊下はスースー風が吹き抜ける感じ
2.水回り設備が古い、汚れが落ちにくく掃除が大変
3.段差が多い、廊下と和室の段差でつまずく
4.部屋数が多い、床の間は物置、リビングが狭い
5.二階は、ぜんぜん使っていない
6.窓が多い、結露がひどい
7.家事導線が煩雑、キッチンから浴室までの道のりがクネクネしている
↓実家の理想の住まいリスト↓
1.家全体の断熱性能を高めてあったかい家にしたい
2.家全体でなくてもせめて1階の全体をあったかくしたい
3.段差をすべてなくして、車いすで通れるように間取りを変える
ざっと思いつくところを上げてみました。
実家の父は、15年前に脳疾患で倒れて以来、自分では歩くことができません。
車いすで自由に動けるような家であればいいのですが、
自宅を大きく変更することは嫌なようです。数十年間あたりまえに生活してきたため、さほど不満にも思っていないようです。
人によって、住まいへの想い、価値観はそれぞれ違いますから仕方ないことです。あなたの住まいが今の状態で特に不満がないというのであれば、改善を急ぐ必要はないでしょう。
しかし、現在の家で不満を抱えながら生活をしているのであれば・・・
早く解決し、快適な時間を長く過ごされることをおすすめします。
リフォームするか、建て替えたほうがいいのか
思い切って建て替えるか?
それとも
リフォームで大丈夫か?
どちらかで迷っている方へ。
それぞれの比較が気になるところですが、主にどのようなことがあげられるか下記に記載します。
建て替えの良い点とは?
【A】建て替えのメリット
1.高断熱高気密仕様になるため、家の性能が良くなり冬なら体感温度が上がり暖かく感じます。夏は、猛烈な日射熱を遮ってくれるので、体感温度は涼しく感じます。快適です。
2.リフォーム世代の50代、60代の皆様はすでに家を建てた経験があり、自分の生活スタイルが確立しているので、生活のイメージが出来ている。そのため失敗が少ない。
3.現在の生活で不満なことが明確になっているので、新しい家のプランに反映でき、納得の住まいが期待できる。
4.耐震性が高く、地震に強い建物になる。当社では、新築全棟で構造計算を実施しており、建物の安全性を数値で確認しています。地震列島日本では、耐震等級3は必至であると考えます。
建物や工事についてのご質問は、弊社建築士へおたずねください。
★家を建てたいとお考えの方はこちら
★完成見学会のご予約はこちらから
【B】建て替えとリフォームの比較
1.リフォームに比べ費用がかかる
新築工事費用のほか、解体費用も加わるため金額も大きくなる
2.現在の法令により建築制限がかかるケースもある
現地調査により「※既存不適格建物」と見なされるような場合、建て替えなど再建築する際は現在と同じ用途や規模の建物が建たない可能性があります。
建築の専門的な内容となりますので、お近くの建築士に相談しましょう。
「建て替えられるかしら」と不安になりましたら
まずは、建道(けんどう)にご相談ください。
(※建物が建築された当時の法律の基準に適合していたものの、その後法改正および用途地域の変更などにより、現在の法律の基準に適合しなくなった建物)
3.予算にとっては水回り設備のグレードをおさえる検討も(キッチン、お風呂など)
どうしても予算をもう少し落としたい場合は、設備仕様をハイグレードから→標準に変更する
などで調整することもあります。
例えば、(予算が厳しい場合)リフォームだったらハイグレードなキッチンを入れることができたが、予算の関係で標準グレードのキッチンにした、というケースもあります。
どうしても価格調整が必要な場合、検討しなければならない部分になりますが、
標準グレードでも十分機能が充実していますから、ご安心ください。
(※当社では、建物の断熱性能を落とすことはおススメしておりません。)
平屋をご検討の方はこちらをご参考ください
リフォームの良い点とは?
【A】リフォームのメリット
1.新築するよりも費用が抑えられる
既存の建物を改修するのですから、一般的には基礎や屋根外壁、柱など基本構造から新しくする建て替え(新築)よりも工事費用を抑えられます。
しかし、既存住宅の劣化が激しかったり、お客様の要望を叶えることを最優先すると、工事内容によっては新築と変わらないくらいの大きな金額になることもあります。
まずは、リフォーム経験豊富な建築士に相談してみましょう。
2.一般的に新築より工期が短い
当社の場合、注文住宅の建築工事は約半年かかります。
一般住宅の大型リフォーム工事の場合でも、工事期間が新築工事よりは短くなります。
大きなリフォームを検討しているなら、尚更早めに相談しましょう。
「来年の冬は、あたたかい家で過ごしたい」
「冬前に工事を完成させたい」
というお考えで、夏に相談しても難しいこともあります。
建築会社の予定がうまく調整できればいいのですが
工事が詰まっている場合は、順番になりますので希望の時期とずれてしまうこともあります。
工事内容により異なりますが
全面リフォームの場合、仮住まいの期間は2~4か月ほどを目安としてください。
(※工事内容によって工期の変動があります)
仮住まいをしてリフォーム工事を行ったお客様の声はこちら
【B】リフォームと建て替えとの比較
1.断熱気密性で考えた場合、新築住宅の性能値を超えることが難しい(当社比較)
リフォームをお考えの方は、あったかい住まいにしたいと思う方が多いのではないでしょうか。ご存じのように、今の新築注文住宅は断熱性能がきわめて高くなっています。
リフォームと建て替えの断熱性、気密性の高さを当社で比較すると、だんぜん新築した建物のほうが高性能になります。当社の場合はHEAT20G2グレードを標準としていますので、ZEHと表示されている住宅よりも数段ハイグレードだからです。
もちろん、リフォームで高性能な断熱工事をした場合、リフォーム前の状態よりもあったく感じるのは間違いないでしょう。
実際に大規模な改修を行ったお客様の声はこちら
2.住みながらのリフォーム工事は一定期間とても不便
例えば
1階のみ、2階のみの改修工事の場合は仮住まいをしないで実施する、という選択もできます。
お察しの通り、住みながらのリフォーム工事は期間中、ご家族の皆様にたいへんご不便をおかけします。
当社としては、なるべくご負担のないように工事を進めております。しかしながら、住んではいるもののキッチンやお風呂が使えない、工事中の音など、通常の生活ができなくなりますので、新しい暮らしを手に入れるため、やはり覚悟も必要になります。
住みながらのリフォーム工事を行ったお客様の声はこちら
まとめ
今の住まいに不満を持っているなら、早めに行動を起こしてみましょう。
新しい暮らしに夢や希望を抱いてみましょう。
建て替えの費用やリフォーム費用、それぞれの工事内容とメリットデメリットの比較を建築士にアドバイスしてもらいましょう。
まずは、住まいの現状を見てもらい相談してみてはいかがでしょうか。
リフォームにするか、家を建て替えるかの答えを出すには、アドバイスする側の「聞く力」が重要です。
あなたとあなたの家族にとって、より良い方法をご提案します。
家づくりの悩み・ご要望をどうぞお聞かせください。
栃木県下野市祇園1-18-1
TEL:0285-21-5288
メール:info@ken-do.co.jp
(けんどうかぶしきがいしゃ)