DESIGN
一生快適に暮らすためのデザイン
建道は創業当初リフォーム、リノベーションを専門に手掛けてきました。おそらく古くなって修繕が必要だからリフォームするというイメージが強いと思います。
しかし、キッチンリフォームを例にあげると「まだまだキレイで充分使えるのに」という方も少なくありません。ではなぜ、主婦の方が強い関心を持ってキッチンリフォームをするのか?もちろん人それぞれ異なりますが、多くに共通する理由は「時間を短縮したいから」だと私は考えています。
主婦の方は、限られた時間で考え、実行し、毎日何度も食事の支度をするのですから、時間を短縮したくなって当然です。
この価値観は新築時においても有効だと思います。機能や素材など、何を優先すべきか迷った場合、時間短縮になるものは?を考えてみてはいかがでしょうか。
家を「建てる」よりも「直す」ことに数多く携わってきたことで、なぜ?を深く考えるようになりました。私は時間短縮に限らず、新築に使用する材料にも、なぜ?を考えて採用しています。
ですから現時点で、私が考えられる一生快適に暮らすためのデザインが弊社の新築には詰まっています。
お客様が頭で思い描いている理想は「正解」であっても「最適解」でない場合が多々あります。
例えば、大きな吹き抜けが欲しいというお客様の理想があったとしても、寒くなるというデメリットや構造上成立しない大きさや形の吹き抜けでは、客様にとっての最適解ではなくなってしまいます。
また、新築の建築についてはもちろんのこと、土地探しにも関わりながら、お客様の資金計画に対する最適解もいっしょに導き出せるよう尽力したいと考えております。
補足:法改正により2025年4月から構造上成立しない吹き抜けは存在しないことになると思います。
一生住む家だからこそ、建道は将来の改修を前提にした設計を行っています。
これは間取りや工法だけでなく、構造計算を実施して、理論的な根拠を残しておくことが最も重要だと考えています。
これまで多くのリフォーム、リノベに携わってきましたが、図面すらない建物はザラにあります。まして構造計算された木造2建ての一般住宅など、ほんの一握りです。
これでは数十年後、構造を変更するリノベーションのとき「~だろう」という判断をせざるを得ない状況をつくってしまいます。
このような観点から、法改正後、対象とはならない規模の平屋であったとしても、弊社では構造計算を実施してから建築することをお約束しております。
例えば◯◯会社に聞かないとわからない、または他社では部材が用意できない、ではなく、誰が見てもわかる判断材料があればリフォームのとき自由な選択ができることになりますから、お客様にとってデメリットではないはずです。
仕様
屋根:ガルバリューム鋼板 稲垣商事スタンビー TL333
外壁:塗り壁 Sto ロータサン
樋:ガルバリューム鋼板 タニタ
外壁下地:EPS50mm(付加断熱材)
開口部(サッシ):樹脂サッシ メーカー:三協立山・YKK
主な内装仕上げ
床:ナラ、桜、杉など無垢フローリング 15mm
壁:珪藻土 天然スタイル土壁 クロス
天井:同上
その他
熱交換型換気扇:せせらぎ(ダクトレス壁付け換気扇)
断熱材 壁:高性能グラスウール+気密シート
天井:高性能グラスウール吹き込み+気密シート
UA値:0.27~0.34
C値:0.1~0.5
耐震等級3:許容応力度等計算実施
構造
建道の家は日本で最もポピュラーな木造で作られています。
木造住宅は設計次第で耐久性、耐震性が非常に高い家を実現できます。
それに加え
・鉄骨、RC造に比べ建築コストが安い
・吸湿性、吸水性に優れているので日本の気候に適している
・鉄とコンクリートに比べ断熱性が高い
といったメリットもあります。
工法
木造軸組工法を使って家を建てています。
木造住宅の代表的な工法ではありますが、代表的であるが故に
・品質の再現性が高い(性能の維持)
・誰でも修復が可能
(リフォーム・リノベーションがしやすい)
というメリットがあります。
一方で、自由度の高い工法でもあるため、設計者と住まい手が対話をして、実現したい暮らしに最も適した形状を探すことが重要です。
一生快適に暮らすには、立地条件にも目を向けなければなりません。
建道では土地に合わせて、建物を設計しています。何故なら、土地の形状や周辺環境は変えられませんが、建物は設計によって柔軟な対応ができるからです。
裏を返せば変則的な土地でも、設計力次第で理想の建物をご提案することが可能です。
快適に暮らして頂くために、軽視されがちな周辺環境も考慮した設計をご提案させて頂きます。