建道が思う注文住宅のあり方 | 建道 栃木の新築平屋・注文住宅

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建道が思う注文住宅のあり方

納得できる注文住宅を
住まい手と共につくりたい

私個人がこれまでに経験したリノベーションは延べ1000件以上になります。

「建てる」より「改善」に努めてきた建築士としての思考は、住まい手が「満足」できる注文住宅をつくろうとするのではなく、住まい手が「納得」できる注文住宅をつくることです。その結果、住まい手となるお客様が「満足」していただけたのであれば、これ以上ない幸せです。

住まい手となる皆様は、当然「満足」できる100点の家を望みながら活動すると思います。 しかし、全てを叶えるということは充分な資金が無い限り、全てが中途半端になることではないでしょうか。

では、納得できる注文住宅をつくるために必要な事とは?それは、何かを切り捨て、何かを優先すると言った「選択」が必要だと私は考えております。

何かを切り捨て、何かを優先する「選択」が、
納得できる注文住宅をつくる

注文住宅をつくる上で私が考える選択とはどういう事なのか、詳しく説明します。

収納を例にしてお話ししましょう。世間では「収納は大切」「収納は床面積の〇〇%が目安」「収納は少しでも多くとった方が良い」と言われていますが、上手に収納して整った空間で過ごしたい、または、収納という作業をできるだけ簡単(効率化)にしたいことが目的であり、収納を設けることが目的ではないのです。

しかし、多くのリノベーション経験から私が出した答えは「収納は必要だが特別大切とは言えない」「多く設けても何の意味もない」ということです。

ここで私の実家と妻の実家の話をしましょう。

私の母は片づけが苦手だったため、雑多な環境で生活していました。対照的に妻の実家はいつも殺風景に感じるほど整っています。互いの収納スペースを比較してみると、私の実家の方が2倍ほど多いのです。

また、リノベーションでいろんなご家庭に足を運びましたが、いつも整っている方の共通点は、圧倒的に物が少ないことです。

結局、収納の量や形状は表面的な部分であって、収納上手の絶対条件は「物」に対して捨てると残すの「選択」が出来ることだと、多くのご家庭を見てきた経験から考えるようになりました。

私の実家のように物に対して選択できないのなら、収納たっぷりの家を建てても整った状態を保つのは大変難しく、収納スペースを増やすために全体の床面積を大きくして余計な予算をかけるのであれば、整理整頓された空間への憧れを切り捨て(収納スペースはほどほどにして)、その分、自分が有効活用できる何かに投資した方が良いと考えております。

流行りの間取りや商材、更に一般論に大きく影響された「注文住宅への希望」をお越しいただいた方からよく伺います。せっかく注文住宅を建てる活動をしているのに、流行りの家をつくりたいのか、注文住宅を建てたいのか疑問を感じることもあります。

お伝えしたいのは
「自分たちにあった家をつくることが注文住宅」だということです。

そのため建道では、全てを叶えた満足できる注文住宅を提供することはできないかもしれません。

それでも、新築を建てて数十年住み続けた結果、こんな風にリノベーションしたいと思った方々の経験や、その時私が考えた対策に新たな価値を創造し、適切な「選択」につなげることで、納得できる注文住宅を住まい手と共につくりたいと考えております。

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