2020.10.05
【家づくりの不安】わたしが家を建てられない○○の理由
結婚したから、家族ができたから、マイホームを持ちたい!!
そう思う方ばかりではありません。
ご本人がそれほど家に興味がない、まだ欲しくないという状況だったら
どんなに家づくりの有効な情報を伝えてもまったく響きません。
毎週入ってくるポストの住宅チラシ。
いつもゴミ箱行きだったが、ふと気になり読んでみた。
それは、家づくりに興味が湧いてきた瞬間です。
家族や友人とこんな会話をしたことはありませんか?
「○○さんちの娘さんは、実家の近くに家を建てるみたいだよ。」
「いつまでもアパート住まいじゃ家賃がもったいないよ。」
などの気に掛けてくれるお言葉。
ご両親や友人は、心配して声をかけてくれますが
あなたの今の生活に不満がないのでしたら、家づくりを急ぐ必要はありません。
各家庭で事情もありますし、新築するタイミングはあなたが「今だ!」と思い立った時が一番です。
しかしながら
本当はマイホームが欲しいという気持ちが強いのに、お金や時間のハードルが高くて
「私は家を持つことはできない」と思い込んでいる方もいらっしゃいます。
「家は建てられない」という方にはどんな気持ちが隠れている??
~家を建てられないと思っている人の主な理由7つ~
1.今住んでいる賃貸住宅でも特に不満がない。
2.嫌だったら住み替えができるから、賃貸のほうが気楽だ!!
3.こんな時期に数千万の住宅ローンを抱えるなんて不安。
4.自分の家を持つことに興味がない。
5.大きな決断だし、もし失敗したら…と思うと怖い。
6.いつかは平屋を建てたいなと考えているが急いではいない。今でなくてもいい。
7.家を建てたいとは思っているが、信頼できる会社が見つからない。
さて、あなたに当てはまる項目は、ありましたか?
そうすると
上記の反対の思いが「家を建てたい気持ち」につながる要素となります。
~家を建てたいと思いはじめたきっかけ7つ~
(1)今住んでいる賃貸住宅では狭いし、収納もないし。近所の音がうるさい。狭いアパートだとストレスがたまる。早く広いおうちに引っ越したい!!
(2)この街の環境が気に入った。このエリアにずっと住みたいな。賃貸だと家賃がもったいないから、ローンを組んで家を建てちゃった方がいいよね!!
(3)数千万の住宅ローンを抱えるのが不安はあるけど、月々の返済はなんとかなりそう。ローンを組むなら今の年齢がギリかもしれないなと思い始めた。今しかできない!と決断した。
(4)自分の家を持つことに興味はなかったけど、新築した友達の家に招待され、ステキだった。
「いいな~自分たちも家が欲しいなあ」と思うようになり、見学会などに行くようになった。
(5)大きな買い物だし失敗したら怖いという不安もあった。でも、子供が大きくなるのはあっという間っていうし、小さいうちに新しい家で家族4人で暮らしたいなあ!という夢の方がどんどん大きくなっていった。
(6)子供が生まれ将来のこともあるし、自分の家を持って落ち着きたい・・・
と思うようになった。希望は、家族4人でゆったり住める平屋。子供が小さい「今」だから、良い住環境を整えてあげたい。
(7)家を建てたくて、見学会や色々な会社に行って相談をしていた。
10社以上回ったが、ようやく自分たちの願いをかなえてくれそうな、信頼できる会社が見つかった。
家を建てる「ベストタイミング」とは?
あたりまえのようなことですが
一番良い時期は
あなたが「家を持ちたい!」「自分の家を建てたい!」
心から思ったときです。
その時が「タテドキ」と考えていいでしょう。
「頭金を貯めてから、子供が小学校へ上がる前に引っ越したい」などゆっくり進みたい方もいると思います。
しかし、お金を貯める目的で家賃7.5万円のアパート暮らしを3年間続けたとしたら?
75,000円×36回=2,700,000円
270万円も家賃を払うことになります。大金です。
頭金(自己資金)を貯めてローンを組んだ方が本当に得なのか?
今建てた場合と数年後に建てた場合を比較し、補助金や給付金、ローン減税などの活用を含め
ご自分はどちらがお得なのか調べてみましょう。
・3年間でどのくらい貯蓄できるか?
(月々3万円で、100万円くらいは貯められるかも。)
・もし、3年後に金利が上がったら総支払額はどう変わる?3年間の貯金の努力は報われる?
(もし金利が0.5%上がったら…総支払額は数百万円の差が出てしまう。)
・そもそも3年後によい土地が残っているのか?
(人気エリアの土地は皆が欲しがっている。早い者勝ち。)
このような疑問が出てくると「今すぐ動く」のか、「数年後に動く」のか決断する必要があるでしょう。
慎重に進みたいと思うのは当然ですが、気持ちが上がっている「勢い」も必要です。
一旦、トーンダウンしてしまうと、再スタートも億劫になってきます。
更には、迷いが生じることが多くなり、決断することが難しくなる傾向にあります。
家づくりは、結構な時間と労働を要します。
心から強い想いがあるからこそ、良い運気に乗って事(コト)がうまく運ぶことって、実はあります。
それは、迷いがなく気持ちが固まっている状態だから、納得して決断ができるのです。
→土地探し参考ブログはこちら
土地から購入する場合は、住宅ローンを組むまでのスケジュールが忙しい
土地から購入する方の場合は、スケジュール通りスピーディーに動かないと計画倒れになる可能性もあります。
土地の申し込みをした後はスケジュールが意外と忙しいのです。
→土地探し参考ブログはこちら
なぜなら
土地建物で住宅ローンを一本化する場合、土地の引き渡し(決済)までにはローンの契約(金銭消費貸借契約)をします。
その際、工事請負契約、確認済証などの建築関係の書類も必要になります。
住宅ローンは、自宅を建てる(購入する)ための借り入れです。
土地だけの購入では、住宅ローンは使えません。
住宅を建築することを前提とした土地を購入する場合には、土地建物一本化でローンを組むことができるのです。
不動産屋さんによっては「建築会社が決まっていないなら土地だけ先に決済してください!」というケースもあります。その場合は、土地のローンと建物のローンが2本になります。
やむを得ず、土地だけ先に購入する場合は
「つなぎ融資」「つなぎローン」ができるかどうか、利用する金融機関に相談してみましょう。
ちなみに、住宅ローン控除は「建築するために借りた住宅ローン」が対象となります。
住宅の建築や購入が伴わない土地の購入の場合、住宅ローンは利用できません。
したがって、建物の新築に係る住宅ローンがない場合は
住宅借入金等特別控除(ローン控除)の適用を受けることはできません。
土地のローンについては控除対象とはなりませんので、注意しましょう。
あなたの理想の家を建築するための土地です。
あわてて土地だけ買ってしまい「やっぱり、この土地で平屋は無理だわ・・・」
なんて悲劇は起こしたくないものです。
そうならないために
土地の契約前には、あなたの希望の家が建てられるかどうか
事前に家のプランニングを済ませておきましょう。
自社で建築プランニングができる工務店、または一級建築士さんに相談してみてくださいね。
もちろん、弊社では得意分野なのでご相談ください。
注文住宅と規格住宅の主なちがいとは?
注文住宅の場合、規格住宅と違ってプラン作成にも時間がかかります。
土地の形状、周辺環境、施主の生活スタイル、家事動線などを考慮し、プランに落とし込んでいきます。
規格住宅は、商品化された住宅です。お客様にとっては、わかりやすく求めやすい魅力的な住宅です。しかし、一生住むことになる家づくりですから「もっと○○したい」など
どんどん要望が出てくるのが当たり前です。
ある程度の変更が可能な住宅商品もありますが
オプション料金が追加になってしまい予算アップになってしまう
窓の位置や間取りが自由に変更できない
などのデメリットがありますが、その分価格も抑えられています。
弊社のセミオーダー規格住宅もご参考ください。
暢木-nonki-シリーズ
注文住宅と規格住宅を比較。あなたはどちらが向いている?!
1.あなたが細かい部分までこだわりたいなら。あなたと建築士がいっしょにつくりあげるオーダー住宅がおススメです。
例えば
・ガレージ付きの平屋にしたい。車をずっと見ていたい。
・キッチンの横にはオリジナルのパントリーを設けたい
・リビングの空きスペースに畳コーナーをつけたい
・収納は建付けにして棚も自由に高さを変えたい
など、こだわりたい部分がたくさんあり、自分の夢を叶えたい方。納得できる家づくりをしたいならフルオーダーです。
建築士があなたの希望や暮らしのイメージをもとにファーストプランを提案しますので、安心です。
しかし、あなたの要望をすべてそのまま聞き入れるわけではありません。
やはり建築のプロとして、ご希望をもとに建物の安全性や省エネ性も考慮し、住まい手が生活しやすい最善のプランをつくりあげます。
2.外観やリビングの広さやキッチンまわりなど、なんとなくのイメージは持っているが、特にこだわりはない、という方は大手ハウスメーカーの多彩な住宅シリーズの中から好みの住宅を選んでみましょう。モデルハウスがあれば、ぜひ足を運んで担当の方に性能グレードや耐震等級のことなど聞いてみましょう。
3.とにかく価格と立地を優先したい!!とお考えの方。
建売住宅かハウスメーカーの建築条件付き分譲地を見て、説明を聞いてみましょう。
注文住宅は、あなたの理想の暮らしをかなえるため完全オーダーメイドです。
その分、プランから完成までも規格化された住宅に比べ時間がかかります。
資金にゆとりがあれば、どんどん要望を取り入れられますが、ほとんどのご家庭では予算には限りがあります。
その中で、最大限にお客様の夢を叶えるためにつくり手は頑張っています。
ちなみに弊社では、値引きの駆け引きはしておりません。
「今ご契約いただけたら○○万円お値引きできます。」と言われたら?
だったら、はじめの見積もりはいったい何だったの?ということになりますよね。
弊社は最初から、精一杯の金額でお客様に出しております。
もちろん、お客様も弊社の詳細な説明を聞き納得され、ご契約をいただいています。
小さな建築会社・工務店とお客様の関係とは?
残念なことは、夢を持っているのに実現させようとせず過ごしてしまうことです。
あなたの周りにはこのような方は、いらっしゃいませんか?
・土地探しで断念してしまった方 参考ブログ→土地3教訓
・住宅ローンを組むことに不安で、前向きになれない方
・住宅ローンの返済は、現在の家賃くらいまでにしなさい、とインプットされた方
・本当は「平屋」を建てたいけど「2階建て」であきらめようと考えている方
・ハウスメーカーの方にガンガン営業されイヤになってしまった方
など。
たくさん、インターネットやSNSなどで情報を詰め込みすぎて頭でっかちになってしまったな、と気づいたら一度リセットしてみましょう。
最終の目的は、家族が健康でいられる心地よく暮らしやすい家を手に入れること。
後悔しない、 納得できる家づくりをすることです。
家づくりの迷いや悩みがありましたら、遠慮なくご相談ください。
つくり手は、可能性がある限り全力であなたの夢を実現させたいと心から思っています。
小さな工務店、建築会社では、少人数で動いていますので年間で何十棟も建てられません。
弊社、建道も同じく小さな会社です。
そのため、自社を信頼してくれる限られたお客様のためだけに建築することになります。技術パートナーと共に一丸となって、一棟一棟、しっかりつくりあげていきます。
もちろん、断熱性能や気密性、耐震性なども数値で証明しています。
弊社の施工事例はこちら
「お客様と業者」という関係ではなく
家づくりを通じて「人と人」のあったかいおつきあいができれば嬉しく思います。
まとめ
・建てたいという気持ちが少しでもあるのなら、否定的、悲観的な考えをせずどうすれば、叶えられるのかその方法を求めてみましょう!
・ネットの情報だけを鵜呑みにしない。自分の足で動かし、建築のプロに直接聞いて勉強をはじめてみましょう。
(コロナ禍で会って話すことが難しい昨今ですが、当社はオンライン相談も対応できます。)
・家づくりは、さまざまな人の力が加わって完成する。「業者 対 建築主」の関係でなく、人として信頼関係が築ける会社を選びましょう。
・迷いや悩みがあったら、遠慮なくプロに相談を。見学会やイベント等で会ってみて、相性を確認してみるのもよいでしょう。
・土地探しから始める方へ、自分で見つけるのが難しい場合は建築パートナーを味方につけ、バックアップ体制を整えましょう。
家を建てることは、家族にとって人生のビッグイベント。
最初に何をすればいいか?何を勉強すればいいか?
はじめてのことだらけで、本当にわからないことだらけだと思います。
ご遠慮なくご相談ください。
【建道株式会社 一級建築士事務所】
代表取締役 鈴木 充
https://www.ken-do.co.jp/