2021.03.31
新築平屋30坪の価格帯を知りたい!坪単価では比較できない理由があった
こんにちは。
建道お客様サポートの鈴木(雅)です。
これから家を建てようと考えている方が一番気になる点は、やはり「価格」ではないしょうか。
ネットやSNS、雑誌など、さまざまな住宅情報が飛び交っています。
例えば、ローコスト住宅は坪30万円~、地域工務店などは坪60万円~、大手ハウスメーカーでは坪80万円~くらいが相場?かなあ、と見当をつける方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、これらの情報はあくまでも住宅雑誌やネット情報による「おおよそな金額を目安」としたものです。参考程度にしておきましょう。
実際には、工務店や建築会社に見積もり依頼をしないと明確な金額はわかりません。
そもそも、家づくりの最初の時点で、坪単価だけで高いか安いかを判断し、ふるいにかけてしまうのはもったいのではないでしょうか。
坪単価が安い、高いと感じた場合、建物の仕様や性能レベル、どんな内容がその価格に含まれているのか調べる必要があります。
それでは、よく耳にする坪単価に含まれる内容とは何か?
どうやって判断すればいいのか?をチェックしていきましょう。
「坪単価」で注意したい3つポイント
1.本体価格なのか?コミコミ価格なのか?
一見して「坪単価」は建築会社選びの際に比較検討しやすいのですが、果たしてその坪単価にはどんな項目が含まれているか?細かくチェックすることが重要です。
例えば
2階建て30坪の家といっても
総二階の四角い家なのか
一階が大きくて二階が小さい家なのか
断熱性能の仕様は・・・
一般住宅のZEHクラスなのか
さらに上の高性能住宅G2グレードなのか
それらの違いをとっても建築費用は大きく変わります。
各社それぞれの考え方で坪単価の基準としている項目が異なりますので、坪単価で他社と比べるための検討材料としてはあいまいな点が多いのも事実です。
参考ブログ→平屋と二階建てコストの違い
例えば
坪単価の計算対象は建物本体のみを表示している広告を見かけたことはないでしょうか?
住宅情報誌などでは、本体価格1200万円~ 建物本体1500万円~など他社とわかりやすく比較するために本体価格のみを掲載しているケースが多いとようです。
表示価格については
敷地条件・間取り・工法・使用建材・設備仕様などによっても変動しますので、注意しましょう。
一般的に坪単価に含まれない項目の例では
付帯工事(外構工事・地盤改良工事・杭工事・屋外給排水工事・ガス工事などの費用)や申請料、設計料、構造計算、カーテン、エアコン、照明器具
・・・などがあげられます。
価格を税抜き、税込みで表示しているのかによっても第一印象が変わりますね。
このように、坪単価にどこまでの工事を含むかは建築会社の判断によるもので、特にルール化されているものではありません。
あらかじめ念頭に置いておきましょう。
さらに、家づくりは「建物の価格」だけでなく、「住んでからかかる費用(光熱費、メンテナンス費用、火災保険料など)」も含めて、予算を検討しておいたほうがよいでしょう。
特に気になる光熱費に関しては、一生払い続けるものですので初期費用ばかり注目するのは考え物です。
高断熱で省エネ性能が高い優良な住宅は、初期コストはかかりますが長期的視点で捉えると、電気代や快適性においても有利に働きます。
ランニングコストも考慮して資金計画をじっくり行うことが、失敗しない家づくりのスタートとなります。当社では、お客様の年収や家族構成、生活スタイルも含め、収支を細かくシミュレーションを行い、賢く住宅ローンを組むお手伝いをしています。
もっとも大切なことは
あなたが建てたい家に住むためには
「ぜんぶでいくらかかるのか?」
それを知ることです。
家づくり資金計画のご相談はこちら
2.住宅性能レベルの格差で価格が大幅に変わってしまう?
建物の断熱性能グレードによっても価格が大幅な格差が出ます。性能基準としては最低でもZEH基準はクリアしてほしいところです。
これからの住まいは、ZEH基準よりもさらに上のグレードが標準となってきます。
もはや、住まいの高断熱高気密化の意識が高い建築会社では「HEAT20」水準でG1やG2グレードの住宅が主流となっています。
会社の取り組みや専門的な知識、住宅性能や地球環境への意識の高さも会社選びの基準にもなるのではないでしょうか。2050脱炭素社会の実現に向けて、住宅の省エネ化は非常に重要となります。
住宅施策の憲法となる「住生活基本法」改定が令和3年3月19日閣議決定されました。
↓「住生活基本法」↓
https://www.mlit.go.jp/common/001392036.pdf
*HEAT20とは*
低環境負荷・安心安全・高品質な住宅の実現のため「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」が2009年に発足されました。
外皮技術をはじめとする設計・技術に関する調査研究・技術開発と普及定着を図ることを目的とする社団法人で「HEAT20」はその略称・呼称です。
建道の注文住宅では「HEAT20」水準のG2グレードをクリアし、新築全棟にハイグレードな断熱性能を搭載しています。快適・健康・省エネという良質な住まいで、長く安心して過ごせる暮らしをご提供します。
建道株式会社では『HEAT20』G2の水準をクリアした高い断熱性能を誇る住まいを標準仕様としています。
温度差のないあたたかい住まいを実現したい方は、当社にご相談ください
3.アフターメンテナンス、保証内容が充実しているか?
新築時に設置する住宅設備機器の保証が標準でついているかどうか、奥様にとって一番気になるところでもあるのではないでしょうか。
キッチンやお風呂、トイレなどの日常よく使う機器は、住む人の使い方や使用頻度によっても劣化や故障などの原因も異なります。メーカー保証だけでは、不安だという声もよく聞きます。建物費用のなかに水まわり機器の保証が標準装備されていると突然の不具合の際でも安心ですね。
水まわり機器の保証は様々な会社で取り扱っています。
主に保証の対象となる機器は下記のものになりますが、対象機器より選択できるプランもあります。
【新築時に設置した保証対象機器の例】
□給湯器
□システムキッチン
□システムバス
□温水洗浄トイレ
□洗面化粧台
毎日使う水まわり設備ですから、突然の故障や不具合はよくあることです。
しかし、建築会社の休日や年末年始の長期休みの場合に起きてしまったら「どうしたらいいんだろう・・・」と心配になりますよね。
当社で建てていただいたお客様のために、第三者機関と連携をとり24時間365日いつでも相談、緊急対応できるサポート体制を整えています。(機器10年保証を標準装備)
建道の住まい保証→詳しくはこちらまで
まとめ
「坪単価」は建築会社を選ぶ際に比較検討しやすいのですが、その坪単価にはどんな項目が含まれているのか、細かくチェックすることが重要です。
各社の考え方で坪単価の基準に入れている項目が異なり、比較検討の材料としては正確に判断が難しいでしょう。なるべく借り入れを抑えるために、最初にかかるお金(初期費用)だけがクローズアップされがちです。
しかし、省エネ性や快適性はもちろんのこと、住宅ストック社会ではハイレベルな住宅性能を備えた建物を残すことを国は推奨しています。住宅の省エネ化が「カーボンニュートラル2050」の実現に不可欠となっています。
もはや、個人の好きなように省エネ性の低い住宅を選択してもいい、という時代ではなくなりつつあります。
地球環境問題も踏まえ、長期的な視点で家づくりを進めていきましょう。
こちらもぜひご覧ください
↓↓↓
建道の注文住宅とは
https://www.ken-do.co.jp/custom-built-home
建道の選べる企画住宅シリーズ
https://www.ken-do.co.jp/service1