WORKS & VOICE
施工事例・お客様の声
リビングの勉強スペースを改善!
大好きな本に囲まれた理想の暮らし
性能
家族5人子育て世代の戸建住宅(築27年)
リノベーション事例
【家族構成】ご夫婦、お子様3人
【建物】築27年 木造2階建て
【ご相談内容】
・リビングが狭く子どもたちの勉強スペースが確保できない。もっと勉強しやすい環境に改善してあげたい
・子どもの個室スペースをつくってあげたい
・本が大好きなので、大容量の本棚がほしい
・家の中は冬寒くて、夏は暑いので快適にしたい
・やりたいことや現状の問題点はあるが具体的にどうすれば良いかわからない
【改善点・工事内容】
・隣接する和室をなくし、開放的なリビングに間取り変更
・子ども3人がゆとりをもって座れる造作テーブルを設置。畳スペース側からも座れるため、お母様が勉強をサポートしやすい環境に改善
・子ども部屋として区切らず、空間を間仕切れる3人の個室スペースを2階に確保
・リビングの一角に大容量の本棚を造作し、理想の図書室リビングに。小上がり畳の下は収納として活用
・全室に上位グレード内窓設置し断熱性を向上
・キッチン、浴室、洗面、トイレの水まわり設備を刷新
・間取り変更に伴い、ご主人の書斎を新たに設けることができた
・リビング床は無垢フローリング(スギ)を使用
工事前、3人のお子様はダイニングテーブルで勉強していたため、食事のたびにテーブル上の教材を移動しなくてはならず、片付けも面倒な状況でした。リビングダイニングが狭く、お風呂場が玄関廊下の横にあるという間取りで、生活動線を改善する必要がありました。
ご夫婦は本が大好きということもあって、リビングダイニングには教材と本が常に積み重なっている状態でした。たくさんの本が収納できる大容量の本棚が欲しい!という熱いご要望を受け「本棚を中心としたリビングダイニング」をテーマとするプランが固まりました。
壁面に天井まで続く大容量本棚の造作により「いつも見える場所、読みたい時すぐ手に取れるところに本がある」ご夫婦の理想の環境が実現。お子さまの教科書やテキストも出し入れしやすく、勉強効率の良いスペースとなりました。
リビング床は無垢材のスギを使用しており、柔らかであたたかさのある素材感が特徴です。子供たちは冬でも素足になってしまうほど。その心地良さは、自然素材ならではの魅力です。
間取り変更プランにより、当初は想定していなかったご主人専用の書斎を設けることが可能に。思わぬところで自分専用の部屋ができたため、かなり喜ばれていました。
子供たちの勉強スペースが取れない、冬寒くて夏暑い。子供が大きくなるまでに住環境を改善したいと思っていた。
手に届くところに本がある、そんな勉強スペースに出来たらと考えていました。
3人の子供のために、それぞれが一人になれる場所を作ってあげたいと思ったのがリノベーションのきっかけです。
遊ぶ、寝るための部屋、自分だけの空間を用意してあげたいなと思っていました。
子供全員がダイニングテーブルで勉強していたので、食事のたびに教材を移動しなければならず、狭さに加えて片付けも面倒でした。私たち夫婦は本が大好きということもあって、リビングダイニングには教材と本が常に積み重なっている状態でした。読みたい本をすぐ手に取れる、もっと勉強しやすいように改善してあげたかったんです。
子供が大きくなる前に環境を整えてあげたい、と考えたら「今」だなと。
早速、会社の情報を収集して、建道さんに問い合わせをしました。
親が子供にできることは、環境を整えてあげることなのかなと思っています。
子供と一緒にいられるのは十数年ですから、貴重な時間です。
だからリフォーム後は本に囲まれたリビングダイニングにしたかった。
親が『この本、読んでみて』と押し付けると子供はかえって反発しますし。
だから、読んで欲しい本はリビングの本棚に置いて、子供が常に目にするような環境にしたかった。
その本を手に取るかはもちろん、どんな道に進むかも子供たち次第ということになりますけどね(笑)
寝る、遊ぶ、自由な時間は自分の部屋で過ごしてもいいですが、勉強はリビングのような雑多なところでやってほしいです。
本は、いつも見える場所、読みたい時すぐ手に取れるところに置いておきたいですね。子供が本に触れる機会が多くなるように、たくさんの本が収納できる大容量の本棚が欲しいと希望しました。先ほど言いましたが、子供に読んでほしいな、と思う本を自然と目に留まるような取りやすい場所に置いているんです。その本に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいですね!
それから照明についてもこだわりがありました。
建道さんは、リビングダイニングの照明は電球色でなるべく器具は少なく、目立たないような計画が好きだったようです。
でも私たちの要望を取り入れ、どこにいても明るさが均一になるように照明計画を進めてくれました。
私たちの希望通り、リビングのどこにいても明るさが均一で、本が読みやすく大変気に入っています!
「本」は一冊でアート。
たくさん並んだ本棚を眺めているだけでも
パラパラめくっているだけでも面白い。
たまたま、手に取って開いた本の1ページ
たった1行だけでも
目に留まれば…新しい発見があるかもしれない。
「子供の可能性が広がるかな」
そういった思いがあり、家の環境は整えてあげたかったですね。
以前は、ダイニングテーブルが勉強スペースだったので勝手が悪いのが悩みでした。
リノベーション後のリビングでは、子供たちの勉強のやりやすさが違いますね。
私が畳スペース側に座り、目の前には長女と次女、右隣のパソコンスペースに長男が座っています。L形の座り位置になるので、3人同時に勉強の様子を見られるようになって、とても取り組みやすくなりました。
整理整頓もしやすく、子供たちも自ら片付けをするようになりました。勉強時間についてはメリハリをつけて、やる時間とやらない時間をきっちりと分けています。自分の勉強が終われば、何をしていてもいい自由な時間にしています。それが子供たちの習慣となっていますね。(写真はパパですが、ママのコメントです)
自分たちでは、具体的にどうしたいのかわからなかったのですが、建道さんからプランを提案してくれたので良かったです。
・子供部屋(2階)
・勉強スペース(1階)
・畳スペース(1階)
・図書室のような大容量の本棚(1階)
・書斎(1階)
はじめは特に考えていませんでしたが、建道さんから書斎スペース(ご主人専用)や畳スペースの提案があったので、お願いしました。壁には、鏡と書類をとめたりするためマグネットパネル(黒い部分)をオーダーしました。
思わぬところで、秘密基地のような自分の部屋ができてうれしいです!
「近くにいる一貫体制の一級建築士。顔が見える会社」を探していた
Google検索や住宅雑誌を購入し会社を調べ、家の近くでやっている一級建築士を探していました。
営業の人、設計をする人、実際に工事を担当する人が別…というのはイヤだったんです。設計から工事後の対応まで、一貫してみてくれる会社がいいと思っていました。ある住宅雑誌に見たことのある平屋の写真が載っていました。
「あれ?いつも車で通っている平屋の家だ!」と夫婦ともに知る平屋でした。雑誌を見て、はじめて建道さんのモデルルームだということを知り、会社も家から近いということもわかりました。
自宅から近くの会社で、個人でやっている一級建築士、この条件で探してみると、建道さんしか残らなかった。やはりホームページに顔写真が載っていたので安心しました。どんな人がやっているのか、とても気になりますよね。実際に問い合わせしたのは建道さん1社だけです。
「大変だったのは荷物の移動」
リノベーション工事をすることになり、いちばん大変だったのは荷物の移動ですね。工事がはじまるまでに1階の荷物を2階へ、また2階を工事する際は1階へ下ろすなど、荷物の移動が本当にたいへんでした
「スーパー銭湯通いが楽しい思い出」
キッチンが使えなかったので、食事は、ほとんど外食か買ってきたりしていました。洗い物もできないですし。
お風呂は、スーパー銭湯に家族みんなで行ってました。楽しかったし、子供たちも喜んでいました。こういった機会はあまりないので、いい思い出です。お風呂が早く入れるように工事を先にしてくれたので、よかったです。
鈴木のひとこと
「生活動線と家中が暖かくなったこと」
リフォーム前と後で、生活動線が良くなったことも大きいですね。他は、窓を二重窓にしたこと。あったかくて快適です。
わが家はリノベ前から全部屋のドアを開けっ放しで生活するスタイルで、玄関からの冷気が寒くて気になっていました。既に工事中ではありましたが、建道さんに相談してみたんです。玄関ホールに間仕切りとなる造作ドアと階段部分のパネルを提案され、雰囲気も良かったので追加工事をお願いしました。あれは本当に良かった!玄関からの冷気が感じなくなりました。
急な相談でしたが、対策のイメージをフリーハンドで描いて提案をしてくれました。そして追加の費用も直ぐに教えてくれたので迷わず判断することができました。
要望や場に応じた柔軟なプランを作成して、それを形にできる職人さんもいる。おかげ様で長年のストレスが直ぐに解決できました!
「効率的な勉強スペースと生活動線」
やはり一番は勉強スペースが改善されたこと。
他は、お風呂に入るときの動線が良くなったこと。工事前は浴室が玄関の横にあり、玄関前を通らないとお風呂に行けない間取りでした。玄関で荷物を受け取るタイミングに、子供がお風呂から出てこないかとヒヤヒヤしたことも。キッチン側から浴室へ入る動線になって、家族だけのプライベート部分と区切られたことで落ち着きます。
(写真はご主人様に撮影をご協力いただきました)
建築士っぽくないですね。いい意味で(笑)
「一級建築士」と聞くと、有名な建築家のようなイメージを持っていましたから、本当にリフォーム工事やってもらえるのかな?って思っていました。でも鈴木さんは気楽に話ができて、そういう意味で建築士っぽくなくて良かった。
From the contractor
鈴木のコメント
最初にT様の家を訪れたとき本の多さにびっくりしました。
お二人とも同じ職業に従事されており、仕事柄探求心も強く日々勉強されている印象を受けました。
でも話をしていると、とても明るく気さくなご主人と、家族を見守る奥様というお人柄で、打合せは
つい長話しになることもしばしば(笑)
リフォームについては、やりたいことや現状の問題点はあるけれど、具体的にどうすれば良いかわからないため相談したいというお話でした。
現地調査を進めると、上下階の柱と壁の位置が合っていない場所が多く、根本的な問題が見えてきました。
現在の新築は最低限でも60%以上、上下階の柱・壁を合わせることが一般的ですが、
今回の建物に関わらず、このような基準がなかった数十年前の建物で多く見られる現象です。
そのため、一回目は構造耐力向上を最優先したプランを提案しました。
しかし、もともと何もないリビングに壁が出来るのはかなりの抵抗感があったようです。
そこで、壁ではなく柱だけを入れるプランを提案しました。
アップした写真でも見ることができますが、畳スペース部分でリビングダイニングの真ん中にある柱がそうです。
完成後の話では「意外と気にならない」ということでしたので一安心でした。
他の場所でも上下階の柱・壁の位置を合わせる努力をして、60%程度一致させることができました。
さらに、2Fに残った本はなるべく北側の洋室に移動して欲しいとお願いしました。
理由として、2F北側洋室の下は、浴室、洗面室、書斎など小さな空間が密集しており、多くの柱で上階の荷重を支えられるので、2Fの床がたわむなどの心配も最小限で済むと判断しました。
その他、キッチン、浴室、洗面の位置や形状などの間取り変更をご提案。また、3人のお子様の空間についても一人一部屋までは必要ないこともわかり、約12畳の部屋を簡易的な間仕切りをすることで、一人ひとりのベッドスペースを設ける方向になりました。
そんな打合せ中のやりとりで、2Fにある本をなるべく1Fに置くよう努力してくださいとお願いしました。お願いだけでなく置くために畳スペースを一段上げて、畳の下に本や物を保管できるプランを提案したのです。
しかし、ご主人から「本はその一冊で完成されたデザインなんです。だから常に見えるところ、手に取れるところに置きたいんです」と、もちろん怒っているのではなく冷静さのなかにも熱量を感じる意見をいただきました。この言葉で本棚を中心としたリビングダイニングにする方針が私自身も決まったのです。
ご家族全員が時間を共有できる素敵な空間になったことは、この記事で充分伝わったのではないでしょうか。
工事中は、本当にお世話になりました。今回の撮影もご協力ありがとうございます。このご縁にとても感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。