注文住宅40代で平屋新築ブログ|間取り・費用・性能5つの決断ポイント | 建道 栃木の新築平屋・注文住宅

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注文住宅40代で平屋新築ブログ|間取り・費用・性能5つの決断ポイント

こんにちは。
このコラムは、自宅を建てた当時(2018年)を思い出しながら書いたものです。

3人子育て中、40代の主婦でもあります。
7年前に平屋を新築しました。

完成までには、様々な迷いと決断がありました。
やはり、理想と現実(費用)とのバランスが難しかったですね。。。
おしゃれな平屋

・住宅ローンの借り入れはいくらが適正?
・家の大きさはどのくらい必要か?
・どんな間取りがいいか?
・住宅の性能レベルと費用は?
・キッチンはどのメーカーにする?

などなど、たくさん悩み迷いました。

私の場合、嫁ぎ先の敷地内に建てたので、土地探しの悩みはありませんでした。
しかし、親名義の土地を息子名義に変更する場合

・手続きはどうすればいい?どこでやるの?
・親の土地をもらったら、税金はいくらかかるの?

わからないことだらけ。
司法書士さん、税理士さんにも相談しました。
土地がある方もない方も、はじめてのことは誰だってわかりません。

だから、建築・不動産・税金・登記・ローンのこと
それぞれのプロに積極的に相談するのが一番確実です。
自分からはちょっと…という方は建築会社の方に相談するといいですね。

「なかなか見つからない」

土地選びに迷っている方。
こちらのブログもあわせてお読みください。

さて、平屋を建てるまでにどんなことに悩みどんな決断をしてきたのかを
実際の経験からお話ししたいと思います。
平屋の新築を計画している方は、ぜひお役立てください。

【間取り】【費用】【性能】
なるべく妥協したくない!
でも全部を叶えるのはむずかしい・・

どうすればそれぞれバランス良く
「納得できる住まいになるか?!」が重要です。

注文住宅平屋の家づくりで比較検討したこと
決断した5つのポイント

※下記の見方→ 優先 > 却下・妥協

1.あこがれの中庭 をとる毎日の生活動線
2.遊び心のある家のカタチ 耐震性を優先する
3.コの字の家 シンプルな形の家
4.性能は高く  性能をほどほどに妥協する
5.リビングの開放感 > 家族のプライバシー(個室)

↓↓↓

決断①あこがれの中庭よりも家事動線を最優先!

家事は誰がおこないますか?
A.奥様が主に行う
B.手の空いている人どちらかがやる

我が家はAです。
Bのご家庭は素晴らしいですね!

家事はなるべく楽して、イライラしないようにしたい。
そのため、我が家は時短動線を重視しました。

「家づくりといってもどんな家がいいのかわからない」
ぼんやりしている最初の頃。
住宅雑誌や旅館などのステキな中庭のあるお家を見てあこがれていました。

中庭プランも夫に考えてもらいましたが、おしゃれですがぐるりと回るのは面倒くさい。
水まわりの動線は簡潔で最短ルートがいいということに。
おしゃれなキッチン
40代ということもありすでに子育て後半。
古い実家での生活で家事ストレスを経験していなかったら
見た目おしゃれだけど家事が面倒くさい家になっていたかもしれません。
そういったことから、見た目よりもこの先、何十年と歩く家の中の生活動線を優先しました。

キッチン→食器棚までの動線
洗濯機→物干しまでの動線
人それぞれの最適動線があります。

注文住宅は、あなただけのために細やかな設計をしてくれます。
自分の理想だけでなく、現在の住まいへの不満を解決する提案をしてもらいましょう。
建道では、家を建てたい方へ個別に提案をしています。

決断②家族の命を守る家
おしゃれな平屋

家のカタチは、地震に強い構造を重視した方がいいそうです。
設計士さんは、プロですので詳しく質問してみましょう。

家づくり初期は、どうしてもあれこれ夢が膨らみ、おしゃれな見た目のイメージが先行しがちです。
はじめから、耐震性重視の方は少ないかもしれません。
建築雑誌に出てくるような、個性的で遊びのあるデザインもおもしろそう~
と夢がふくらむ時期もありました。ですが、何かにこだわれば費用もそれなりになりますし、やっぱり年を取っても飽きないシンプルなデザインが一番落ち着くのかなと思います。

自宅の設計者で一級建築士の夫の意見を聞き
個性、意匠性よりも建物の構造で安全性の高い家にすることは重要なことであると学びました。
建道では、全棟許容応力度計算による構造計算を実施しています)

庭の広い家

 

決断③総合的なコスト調整は繊細な部分

予算の調整といっても何かをあきらめることではありません。
住まい手の方は、どこをコスト削減すれば良いかわからないのが当然です。

・希望はあるけれど、絶対ではない
・希望とは言えないが、できるならこうしたい

どちらも同じようなニュアンスです。
言葉や文字にしてもうまく表現できないことが多々あるかと思います。

例えば
平屋がいいと思っていたけれど
個室もバイクスペースも欲しい
費用のバランスを考えたら2階建てのほうがいい
といった事例もあります。

できるなら○○したい
→それは何でですか?
建築士は、会話の中から住まい手の気持ちや要望、不満の解決策を見出していきます。
目に見えないことから
「このようにしたらどうでしょうか?」
と提案を出せるのがプロです。

建築士さんと話し合って納得のいく家づくりをしていくことが大切です。

 

決断④あったかい家で健康寿命を延ばす

あたりまえですが、暑くて寒い家は絶対イヤ!!ですよね。
だから、建物の性能グレード(断熱性能)は下げたくありませんでした。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/105064

さて、ご存じでしたか?
栃木県の冬季(12~3月)死亡リスクは全国1位。
反対に冬季死亡増加率が最も低いのは寒冷な北海道です。
とちぎの朝晩の冷え込みは、東北地方に匹敵する寒さ。

しかし、比較的温暖な地域になる栃木県では住宅の断熱については関心が低いようです。
栃木の冬は、朝晩は特に厳しいです。
新築の家は「家じゅうどこにいても寒くない暑くないこと」が私の絶対条件。

私の実家や夫の実家は寒くて暑い家です。
両親の家がこんなに寒くて本当にかわいそうだな、と思います。
健康的に過ごすには、寒暖差のないあたたかい家が必要です。

「断熱性能が高い」とは、高性能な断熱材を適確に施工していることです。
どんなに高性能な断熱材を使用しても、施工性が悪くては元も子もなくなります。
施工者の正しい知識・正しい施工・丁寧な施工が重要なカギとなるでしょう。

高性能省エネの家になれば建物価格もアップします。
予算が追い付かない場合は、費用を削るためグレードを下げるしかない、と考える方も出てくるでしょう。

しかし、より良い家づくりを目指している工務店、建築士さんなら
「じゃあ、○○さん価格をおさえるために、住宅の性能をもっと下げましょう!」
とは言わないはずです。

そもそも、知識とこだわりを持って1棟1棟ていねいに建てている会社は
性能の悪い家は絶対に建てたくないので、そんな提案もしてこないでしょう。

住宅ローンを組んで新築する方がほとんどです。予算は限られています。
だからと言って、削るところをまちがえて後悔しないようにしましょう。
新築時に性能をあげるより、あとで性能向上リフォームを行うほうが費用も大きくなります。

決断⑤壁は設けずオープンな間取りに。将来は扉つけるかも⁉

ひとりで落ち着ける場所も欲しい、だけど開放感がなくなるのはもっとイヤ。
将来は、つけるかもしれないけど
「いまは間仕切壁をつくらない。」
という考え方です。

我が家の仕切りは、開閉できる木製ブラインドです。
寝るときは、ブラインドを下げて休みますが
日中は開けたまま、大開放のリビングにしています。

ただし、ブラインドやカーテンは家のイメージをかなり左右します。
外観はステキなのに家の中は、なんだか野暮ったい・・・
せっかくこだわった家なのに残念なことにならないように
ブラインド選び、カーテン選びには十分に気をつけましょう。


さて
「いまは間仕切壁をつくらない。」
とは言いましたが
完全な個室でなくても「個室のように、くつろげる空間は必要」です。
たまには、一人でこもりたいときってありますよね。

それぞれの個室はないけれど、こもっていられる小さな空間
または、壁はなくても視界に入らない区切られた空間は、必要です。

しかし、平屋で家族それぞれの個室をつくると、どんどん大きな家になってしまいます。
坪数が大きくなれば、費用もアップします。
予算は限られていますし、大すぎる家では掃除やメンテナンスなどの管理もたいへんです。

おすすめなのは
「みんなの顔が見える広々リビングにもなるし、ひとりでくつろげる空間にもできる。」
そんな臨機応変に変えられる間取りです。

壁に囲まれたドア付きの完全個室でなくても、落ち着ける空間はつくれます。
図書館って周りに人がいるのになんだか落ち着きませんか?
本棚で仕切られている、机やソファーの配置なども関係しています。

間取りプラン空間の使い方などは、設計者のセンスが求められるところです。
注文住宅だから叶う、家づくりの楽しみを味わえるところでもあります。
私の場合、ひとりで落ち着きたいときは
小上がりのワークスペースの端っこで、ひっそりと本を読んでいます。
気配を感じてもらえないので、「え?いたの?」と夫に驚かれることもしばしば。

「戸やドアがないと落ち着かない!」
「自分の部屋が欲しい」という方は

広さは必要ないと思うので、建具(戸)がついた小さな部屋をつくったほうがいいです。
わが家は、4.5畳の和室が唯一の個室で、夫の専用部屋となっています。

↓参考の平屋事例はこちら↓
おしゃれなガレージ

まとめ

40歳を超えると、年老いたときの自分を想像せざるを得ません。
かと言って、後期高齢者となるまであともう少し時間があるし
まだ子育て中でもあるし。
今しかない子供との生活も存分に楽しみたいと思っています。
将来は必要になるかもしれないけど、今はつくらない
無いものを後から加えるほうがコスト的にも抑えられます。

家族の年齢により、生活スタイルは変わります。
何十年後の自分のことはわかりませんし、未来の自分のために家を建てるわけではないので
住まいづくりは、リフォームありきで考えてみてもいいと私は思います。

注文住宅を検討中の方は
こちらのモデルハウスも参考になるので足を運んでみてください。

「納得できる家づくり」にするためのヒントがあるかもしれません。

 

おしゃれな家

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