2024.04.06
あんしんの家づくり注文住宅で建てる平屋「妥協しない6つのポイント」
納得できるコスト調整で安心の家づくり
理想とお金のバランスは大事なことですが、建築費用削減のために重要な内容を省いてしまうのは問題です。家が完成するまでには多くの工程があり、土地購入、建築会社選び、住宅ローン申し込み、プランの決定、工事請負契約など、これら大きな選択を一つひとつ決断しながら進めていきます。途中で予算の壁にぶつかることもあるかもしれません。しかし、価格で比較しなければ良かった…と後悔しないように家づくりをしていきましょう。失敗を防ぐため妥協してはいけないポイントをご案内します。
失敗しない妥協してはいけない6つの重要事項
平屋住宅を建てたい方に、お伝えしたい大切なポイントは6つです。
結論から言えば「健康的な暮らし」「安全な暮らし」を送れない可能性のある事項については費用を削ってはいけない、ということを述べています。
妥協してはいけない6つの重要事項(2階建て住宅にも共通)
1.安全性の高い土地の選定
2.地盤改良の実施(地盤調査結果で必要と判断された場合)
3.住まいの安全性(耐震等級3)
4.高水準の断熱性能(HEAT20G2水準)
5.無駄のない生活動線計画
6.風通しを考えた窓
1.安全性の高い土地の選定
災害リスクの可能性が極めて低い安全な土地を探すことが先決です。相場よりも価格が安い土地にはなんらかの理由があることを懸念してください。安い土地が見つかったとしても、水害が起きやすい場所や地盤の悪い場所では意味がありません。購入を検討している土地が、水害の警戒区域から離れているかどうかは、ハザードマップで確認できます。市区町村のホームページ、または担当部署で最新のハザードマップが閲覧できますので、ご自身の目でしっかり見てみましょう。
また、被害状況はどうなるか分からないというのが、昨今の台風やゲリラ豪雨です。有事の際にすぐ逃げ込める高台の避難所の場所、こども園・学校へ迎えに行く安全なルート、職場から徒歩で帰る場合の安全なルート等もイメージしてみることも大切です。
参照:栃木県各市町のハザードマップ
2.地盤改良の実施(地盤調査結果で必要と判断された場合に実施)
家を建てる土地が「安心できる地盤」であることは必須条件です。そのため、地盤調査は必ず行います。たとえば、実家のとなりに建てる場合など、これまで何の問題もないのだから地盤は大丈夫だ、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、地盤調査を省くことはありません。調査をした結果、地盤改良が必要となった場合には別途費用がかかります。
地盤改良費用は、念のため予算に含めて考えておきましょう。家を建てる業者側もお客様が不安になる家を建てたいとは思っていません。地盤調査データから、きちんと説明をしてくれる担当者がいると安心ですね。
3.住まいの安全性(耐震等級3の住まい)
地震が多い日本に住んでいる私たちにとって、住まいの安全性を高めるための費用は必要経費であり、妥協してはいけない部分だといえます。家は、お客様と大切な家族の命を守るための「建物」という箱です。耐震性能の高い建物をつくることは、当然ながら私ども建築会社の使命となっています。耐震性能については、住宅メーカーにより異なりますので担当者から必ず説明を受けることが望ましいですね。
弊社では、間取りを検討する際に構造上問題がないか、確認しながらプランニングしており、全棟において構造計算を実施しています。さらに、第三者機関に依頼して建物の安全性を確認しています。この計算書は、A4用紙で200ページ以上にもなります。地震大国といわれる日本では、いつどこで大きな地震が起きても不思議ではありません。安全性を計算し、高耐震の住宅を建てている建築会社を探してみましょう。
4.高水準の断熱性能(HEAT20G2水準)
家の中が「冬は寒く、夏は暑い」という状況は、体への負担も大きくなります。断熱性能が低い建物は外気温の影響をもろに受けるため、夏は屋根や壁からの熱気、冬は床下や壁からの冷気が伝わります。とくに、平屋の場合は同じ坪数の2階建てに比べ、屋根と基礎の面積が大きくなるため、その分、外気の影響を受けやすいといえます。人が健康的に暮らせる住まいを提供するというポリシーのもと、弊社では、エアコン1台でも夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごせるHEAT20G2グレードを標準としています。
また、断熱性能の高さに加え、気密性の高さも重要です。住宅性能に関しては、会社によってさまざまな考え方があります。ひとえに、高性能住宅といっても実際にどのような水準なのか、ハウスメーカーや工務店によって異なりますので、説明を受けてください。
住宅は、どうしても価格で比較検討してしまいがちです。性能を落とせば高性能住宅に比べ、価格は抑えられるでしょう。しかし、予算削減のために断熱性能を落とすことは弊社では行いません。「長い年月を健康的に過ごすためには、どのような住まいにすべきか?」という視点で考えてみると、家づくりの方針が決まってくるのではないでしょうか。
参考:(一社) 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会
5.無駄のない生活動線計画
間取りの生活動線や家事動線は、住みやすさを左右する重要ポイントです。住宅の性能だけを追求しただけでは、快適な住まいとはいえません。平屋住宅では、同じフロアにすべてが並ぶため、効率の良い最小限の動線計画が求められます。また、無駄な空間を無くすことで時短動線となり、コストカットにもつながるのです。
注文住宅では、周辺環境や生活家事動線を熟慮して設計するため、家族に合わせた完全オーダーメイドの間取りが出来上がります。オーダーメイドスーツの着心地が良いように、家族の生活に馴染む過ごしやすい住まいが叶えられるでしょう。これは、分譲住宅にはない注文住宅で建てる方だけの特典ではないでしょうか。商品化された住宅ではないため、建築士のセンスや知識経験、おさめ方によっても、住まいの出来映えが変わってきます。
お客様の夢や理想をふんだんに取り入れたものが良いプランとは限りません。やめたほうが良いことは、理由を述べてきっぱり意見を伝えることも失敗させないために不可欠です。
弊社がプランをご提案する場合、現状の住まいの問題点や課題を掘り起こすことが、プラン作成のヒントとなっています。住まいの中で、自分自身では気づいていないストレスがあるかもしれません。その辺を探りながら、必要な部屋と不要な部屋も検討し、実際に生活しやすい間取りをご提案していきます。
6.採光・風通しを考えた窓
規格化された住宅商品では、窓の大きさや設置位置に制限がある場合もあります。一方、注文住宅の場合、窓の設置位置や開口部の大きさを決めるのは設計する建築士です。窓の計画は、建築士にとって非常に繊細で熟考しなければならないプランの肝となっています。
また、周辺環境や両隣住居のプライバシーへの配慮や防犯上でも対策を講じなければなりません。そして、日当たりや通風の検討。外観の美しさや気密性、耐震性に関しても深く考察した上で、窓を決定していきます。弊社で設計した建物の窓は、すべて計算と意味があり配置していますので、モデルハウスでご覧いただければ幸いです。
弊社モデルハウスでは「家づくり見学&相談会」を定期的に開催しています。
よろしければ、ご参加いかがでいかがでしょうか。
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まとめ
土地の選定と地盤、耐震と断熱性能、生活動線計画と窓について、妥協してはいけない事項を6つご紹介しました。夢を叶えたいという「理想」と支出可能な「予算」とのバランスを取ることは必要です。注文住宅を請け負う私たちの任務は、お客様と想いを共有し予算やプラン等の調整を図りながら、納得のいく住まいをしっかりと完成させることです。家づくりの価値観に加えて、妥協してはいけない部分を納得できるかどうかで、会社選びの方向性も決まってくるのではないでしょうか。同じ人間が2人といないように、家も同じく土地や住む人が違うため、唯一無二のものです。価値観を共有できる建築パートナーと出会い、自分らしい住まいをつくりあげていきましょう。
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