平屋も二階建ても「納得できる土地選び」経験から学んだ3つの教訓 | 建道 栃木の新築平屋・注文住宅

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平屋も二階建ても「納得できる土地選び」経験から学んだ3つの教訓

こんにちは。
建道(けんどう)株式会社の鈴木です。
家を建てたい気持ちは強いけれど、なかなかピンとくる土地に巡り合わない、立地が良くて気に入ったのに予算が合わない…土地探しの段階で疲れてしまっている方は多いのではないでしょうか。

いま悩んでいる方、これから土地を探しはじめる方へ。
「納得して土地を選び決断する」
ポイントを3つご紹介します。

あなたが一歩を踏み出すために、少しでもお手伝いできればと思っています。

1.土地を決断するためには「覚悟」と「期限」を決め「割り切る」こと

「覚悟」が固まっていない人は、家づくりの目的(ゴール)を定めましょう

土地探しに苦戦している方から、このようなお話をよく聞きます。
「もっと探せばいい土地が出てくるのではないか…と期待してしまう。」
「なかなか良い土地が見つからなくて・・・。」
「決断がつかなくて、土地探しでズルズルと3年が経ってしまいました。」
一生住んでいく場所を購入するのですから、悩むのは当然のことですよね。
しかし、残念ながら覚悟が固まっていない方は、土地を決めるのは相当な時間がかかりそうです。
「覚悟」とは大げさになるかもしれませんが、似たような意味では決意・決心・腹をくくる・気持ちを固める、といったイメージでしょうか。
腹を据えると、必ずしも100%理想の条件が揃わなくても
「自分の納得できる土地」「いい意味で妥協できる土地」が見つかる確率は高くなります。

「期限」が明確でない人は、締め切り日を決めましょう

「いい土地が見つかればいつか平屋が建てられたらいいなあ~」
「いつか・たら・れば」は「一生やってこない」と言われています。

締め切り日のない「いつか」は、ただ時間が過ぎ去っていくだけでもったいない、と大学受験前の息子を持つ私はつくづく思います。

例えば、いま子供が5歳で、高校卒業後は一人暮らしをするとしたら、新しいお家でいっしょに過ごせるのは約13年間。子供の誕生から家族で一緒に過ごす時間はあっという間です。
うれしいやらさみしいやら、すぐに巣立っていきます。
まずは、行動に移しましょう。

第一歩として、下記3つを実行してみてください。
1.いつまでに家を建てるか期限を設定する
2.土地の合格基準点を決める。100点を求めない
3.暮らしたいイメージを具体的に考える

優先順位、判断基準を決め「割り切る」ことも大切

広さで言えば、平屋だったら70坪以上は欲しいところです。2階建てよりも土地の広さが必要になりますから、坪単価の高いエリアだと予算の壁にぶつかるでしょう。
ここで、あなたが思っている「良い土地=理想の土地」の条件についてお聞きします。
条件が何個あって、その中での優先順位や選ぶ基準は決まっているでしょうか?
弊社でご要望の多かった項目を次に書き出してみました。あなたが割り切って判断するための材料として、ご参考ください。

要望の多い条件<ベスト10>

条件① 土地の価格が予算内かどうか
土地の価格は、最初に気になるところです。
駅近、道路が広い、利便性の良い立地は、価格が高いか建築条件付きの物件が多いです。
しかしながら、30代子育て世代では、ご主人の年収や貯蓄から考えて、限られた予算の中で最大限に夢を叶えようと悩んでいます。
家づくりをスタートするためには、資金計画が必要です。

(今はキャッシュレス決済が多いですが・・・)
買い物に行くときには、お財布に何円あるのかを確認してから出かけますね。

土地にいくら?建物にはいくら?自分はいくらまで支払えるのか?
意外にも家づくり場合、把握していない方が少なくありません。
土地 + 建物 + 諸費用 の住宅ローンの借り入れが可能な範囲で、土地を探さなければなりません。

土地にかけられる費用  =  建物費用  ―  諸費用

そのため、建物の価格と諸費用を知る必要があります。
注文住宅の建築費用が知りたい方は、興味のある建築会社へ足を運び、プランの相談をしてみてください。

建道では建築費の概算を出す前に、まず「どんな暮らしをしたいのか」ご要望や不満をお聞きし理解します。
その後、簡易プランの作成し見積概算を提示いたします。
この時点で、建物の予算がわかれば「○○万円以内の土地を探そう」といった、ひとつの決断をすることができます。

条件② 希望エリアに住みたい
地域を限定していると、なかなか決まらないこともあります。
こだわるのは期間限定にしましょう。

例1. 年内に下野市で見つからなければ、小山市や壬生町に範囲を広げて探してみよう
例2. 平屋を考え広めの土地を探していたが、二階建ても検討してみよう

「U市だと、坪単価が高いから平屋は予算オーバーで無理だな、隣のS市だったら坪単価が20万円以下だから、平屋がいけそうだな」と早い段階で方向転換できます。
建物の予算を知れば、エリア変更も決断しやすくなります。

土地は御縁です。
スタートから1か月で巡り合うこともあれば、半年経っても見つからないこともあります。

気になる物件に出会ったけれど、タッチの差で他の方が先に申し込みがあり、契約に至らなかったというケースはよくあります。
けれど、その土地に「ご縁がなかった」ということです。
少しの間、落ち込むかもしれませんが、大丈夫です。
気持ちを切り替えて、また探していきましょう。

希望エリアで土地を見つけたいと頑張っている方。お子さんが小学生の場合、学区を変えたくないという理由は、当然だと思います。学区重視でしたら、中古住宅も視野に入れて検討してみてください。

条件③ 日当たりがいい(南面道路がいい)
南面道路に面している土地だったら、すべてが最高とは言い切れません。
車や人通りが多く、音や目線が気になりカーテン、またはシャッターが閉めっぱなし…というご家庭も見かけます。開放感があまり感じられないのであれば、日当たりが良くてもったいないですよね。
快適で安全な暮らしには、日当たりとプライバシー確保のため、開口部の位置を熟慮して設計する必要があります。
当社には、土地の個性に合わせた間取り設計が得意な建築士がいます。
一級建築士スズキのプロフィールはこちら

条件④ 駅に近いところ
特に電車通勤の方は、○○駅から徒歩15分以内など「駅チカ」は絶対条件になってくると思います。
さらに、駅から徒歩10分以内で特急や快速が停まる駅などと限定してしまうと、価格もそれなりですし栃木県だと条件をたくさん並べてしまうと物件数も少なくなります。
良い意味で、妥協点を決める必要が出てきます。

条件⑤ 土地の広さ
平屋を建てたいなら、できれば70坪以上が理想です。
「気に入った物件だけど平屋は建てられるのかな?」と思う土地に出くわすこともあります。
そんなときは、建道を頼ってください!!
少し狭いかなと思う場合でも土地の形状やプランの工夫で平屋が可能なケースがあります。
敷地70坪以下の平屋事例もあります。
建築事例はこちら

条件⑥ 希望の学区内
お子様が幼稚園に入りお友達がたくさんできたし、ママ友との交流も円滑。
できれば、幼稚園のお友達と同じ小学校に入れたい!そう願うママさんも多いはず。
ですが、学区限定にこだわってしまうと、物件数や価格など条件のハードルも高くなります。
入学前にマイホームを持ちたい方は、希望学区内にこだわる期限を設けましょう。

条件⑦ 実家に近い
この条件も子育て世代には、重要ポイントです。親御さんが近くにいれば、子供を安心して預けることもできますし、ご両親が高齢になったときもサポートができます。
実家が近いというのは、心強いものです。敷地にゆとりがあれば、分筆して建築することを視野に入れてもいいかもしれません。敷地内に新築できるかどうか、現地調査も承っております。
特に、調整区域は建築可能かどうか、まずはそこから確認しましょう。
ご相談ください。

その他・・・
条件⑧ スーパーが近く買い物に便利な環境
条件⑨ 今住んでいるアパートの周辺
条件⑩ ハザードマップに入っていないこと

2.基準を決め納得できる土地選びをする。100点を目指さないこと

60%クリアしたら合格ライン!?100%条件をクリアする土地は無い。

さて、あなたは上記の中で満たしたい条件はいくつありましたか?
要望や欲は次々と出てきます。
キリがないので、割り切るための基準が必要です。
いい感じの土地があったのに、購入のタイミングを逃してしまうこともあるからです。
土日を挟んだ場合、2~3日検討した後、不動産屋さんに電話したら「ついさっき、申し込み(買い付け)が入ってしまいました。」というケースが少なくありません。
「やっぱりあの土地が良かったな~。」と後悔しないように!
お客様は、土日に集中して動いています。平日にチェックしておいて、土日に見学→気に入ったら買付証明書を出すなど、買いたい土地が出たら素早い判断が必要です。
割り切るための基準を持ちましょう。
例えば・・・
〇希望条件10項目のうち、5~6項目にOKが出たら ⇒買い付けを出す。
〇U市だったら50点でも合格、S市なら60点で合格 ⇒買い付けを出す。

夫婦で意見が合わないのは当たり前、紙に書いて確認すること
頭の中で考えているだけでは伝わりません。ご夫婦それぞれの要望を紙に書いて整理してみてはいかがですか?条件の優先順位は人それぞれ違いますし、土地を見るたびに気持ちが変わることもあります。物件を見たら毎回、意見交換しましょう。
紙に書きだすことのメリットは、お互いの気持ちが目で見てわかること。
「条件はたくさん並べたけれど、意外と絶対的なこだわりは少ないことに気づいた!」
「夫婦で意見が合わないと思っていたけど、譲れる部分もあるなと感じた。」
「希望条件が絞られてきた!」
夫婦お互いの思いを文字に表して情報と感情を共有して、方向性を定めていってください。
きっと、納得できるピンとくる土地が見つかるはずです。

3.ゴールは「家族との新しい暮らし」あなたの夢や価値観を明確にすること

建築士に同行してもらい、希望の平屋が建てられるか確認
更地を見ただけでは、その土地にどんな家が建てられて、どんな生活が送れるのか、地面を見て想像するのは難しいことです。弊社建道では、可能な限り、お客様と一緒に物件を見に行きます。
もし、その土地でお客様の求めている暮らしが実現できるかどうか、良い点や注意点を含め、現地でご説明しています。
住まいイメージが具体的になり、土地購入の決断ポイントにもなる重要な場面です。

ちょっと形が悪いけどどうかな・・・
という更地でも建築プランによっては土地の欠点をカバーすることもできますし、長所にだってなることもあります。土地の形は変えることはできませんが、建築プランを工夫することにより、魅力的な家が建てられるのです。

当社は、土地の個性に合わせたプランを提案することが得意。
一度、見学相談会に参加してみてはいかがでしょうか?
建築会社、工務店それぞれの考え方や特徴があります。気になった会社をまわって、話を聞くことはとても重要です。建道のお客様では、10社以上訪問したというお施主様も少なくありません。
現在、数社検討中の方もどうぞお越しください。
平屋モデルハウスの見学予約

希望条件60点以上を満たした土地が出たらスピード勝負!!
あなたが気になっている土地は、ほかの方も狙っていると思ってください。
特に土日の場合、タッチの差で先約が入り買えなくなることもあります。
「気になっている土地があるのですが、この物件どうでしょうか?」とお早めにご連絡ください。
一級建築士が対応いたします。
お電話(0285-21-5288)かメールでご相談ください。

「いい土地が見つからない」と悩んでいる人の傾向5

1. まだ本気で買う気がない(覚悟が決まっていない)
いつかは家を建てたいけれど、今すぐでなくてもいいという気持ちの場合
土地の良い点よりも悪い点の感想を聞くことが多いような気がします。
気持ちがトーンダウンしている状態では、土地を見てもおそらく感情があまり動かないでしょう。
今は「気に入った物件があればすぐにでも購入!」という状態ではないのかもしれません。
一旦、活動を休んで気持ちをリセットしてみてはいかがでしょうか。

2. 期限がない(もし見つかれば、いつかは、今でなくてもいい)
お子さんの入園入学前に家を持ちたい!という期日が差し迫っている方は、気に入った土地があれば、すぐに行動に出ます。また、買うか買わないかの返事も短期間ではっきり出しています。
「いつまでに家を建てる」と気持ちが固まっていない方は、自分で締め切り日を決めないと長期化する可能性があります。
そうなると、モチベーションが下がってしまい、いつしか疲れて家づくりをあきらめてしまうケースも少なくありません。期間を決め、集中して土地を探しましょう。

3. 希望条件が多い(優先順位がない、割り切りがない)
求める条件が多数ある場合、夫婦それぞれの優先順位をつけてください。あるいは、順位は付けずにゆずれないと思う絶対条件を2~3つに極力しぼってみてください。
物件をたくさん見ていくと「もっといい物件が出てくるかも」という期待を抱きます。
ですが、
その時に決断した土地があなたにとっての1番良い土地(=ベスト)だと思います。
より良い方の土地(=ベター)を選択し、どんどん進んでいきましょう。

4. 理想が高すぎる(予算に見合っていない)
100%理想が叶う土地はありません。100点満点ではなく、60点以上の合格点を目指しましょう。
自分が納得できる合格ラインを決めましょう。

5. 暮らしをイメージしていない(土地探しが目標になっている)
土地探しがゴールになってしまっています。その先の理想の暮らしを明確にしましょう。
ゴールは、家族との楽しい平屋の生活
休日は、庭でランチバーベキュー。釣ってきた魚を七輪で焼く。家庭菜園のとれたて野菜を朝食に出す。家全体が涼しい。冬は底冷えしない家。無垢の床でゴロゴロ昼寝は気持ちいいな。
いかがですか、新しい家での生活が目に浮かんでくるのではないでしょうか。

私が出会った方の中では、土地をご案内していてこのような傾向が見受けられました。
あくまでも主観となりますが「自分もそうかもしれない。」と思われた方、少しでもポジティブな気持ちになっていただけたら嬉しいです。

まとめ

1. 私は家を建てるという「覚悟」固める。
 いつまでに建てるという「期限」を決める。
 納得して建てるために「割り切る」基準を定める。

2. 自分が「納得」できるかどうかがポイント!60点以上なら合格ラインと考えよう。100点を求めない。

3.土地探しは通過点。ゴールは、家族とのゆったりした平屋暮らしを実現させること。理想や夢、自分の価値観を明確にする。

土地選びがゴールではありません。納得のいく土地が見つかったら、次は、楽しい平屋の暮らしが待っています。早くおうちづくりを楽しみたいですね!!

あなたの住まいを具体的にイメージする家づくり体験会
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